パーソナルトレーニングで痩せる人と痩せない人の違い

筋トレコラム
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私が経営するパーソナルトレーニングジム「ジビエジム」での経験で、痩せる人と痩せない人の違いを考察していく。基本的にはマメな人が痩せると感じている。

痩せる人はマメな性格

除脂肪量はカロリー収支で決まる。

カロリー収支の大半は運動量と食事量だ。後に述べるが運動量では体力は問題にならないし、食事量では意志力というより、食べた量を全て記録したり細かい計算をするマメさが大事になる。

痩せるのに役立つマメな性格

1kgの脂肪をへらすのに必要なのは1日あたりの摂取カロリーから消費カロリー+240kcalぶんのエネルギーだ。

これは運動だと少し早めの散歩1万歩ほど。食事だと白米普通盛り1杯分ほどに相当する。

これらを毎日継続すれば1ヶ月で1kg脂肪を減らすことが出来るのだ。

トレーニングの上手さや体力は関係ない

体力があって走りまくったり、運動がうまくて動画の痩せ体操をきれいに出来ても痩せるとは限らない。

単純な運動量で痩せるにはよっぽど運動しないと駄目だし、一時的に無理して運動して膝を痛める人も多い。減量中では筋肉が非常に落ちやすく、何も運動していないとやつれやすいので、筋トレで筋肉が落ちるのを止めるのは大事だ。

基本的な筋トレと続けられるレベルで散歩などの運動をするのがおすすめだ。

頑張っているけど痩せない理由

当ジムに通って頂いている方の中にはやる気があるのになかなか痩せない人もちょこちょこいる。

多少フェイクを入れつつ40代の女性のモデルケースとして紹介する。

モデルケース:40代主婦

彼女は体脂肪率40%身長150cm体重70kgの主婦。普段は買い物に行くくらいであまり外出もしないし、スポーツもしていない。食事は基本的には一般的な量だが、たまにストレスが溜まって暴食することがある。

彼女の場合は普段の運動量が少ないのでカロリー消費量も少ないのが太った原因として考えられる。当ジムには週二回通い始めたが、1ヶ月経っても体重も変わらず体脂肪率は1%も減っていない。

食事は当ジムでは基礎代謝より少し上に設定して管理してもらっている。計算上は1ヶ月に1.5kgは痩せるのだが、500gも減っていないのが実情だ。

トレーニングに関して言うと体力があり、重量も動きのスムーズさも非常に優秀で自宅でもトレーニングは取り入れている。

一見問題がないので私は頭を抱えていたが、詳しく話を聞いてみると問題が浮き上がってきた。

食事の記録が甘い

ご自身でカロリー計算をしてもらっているが、どれだけ厳密に記録しているか、出来ているかは私にはわからない。

彼女の場合はおやつやたまのお祝い事の食事量が積み重なっている可能性が高いと感じた。

チートミールといい、1食だけ好きに食べることを推奨した。チートデイも悪くはないが、減量にマイナス影響を与えるほど食べる人もいるので、1食に限定する方法を推奨している。

次に、おやつ。本人なりに少なめにはしていると言っていたが、もっと厳密に計算するように助言した。例えばグミの一袋を2日に分けて食べるなどの方法が有効だ。

ジム以外の運動量が少なすぎる

当たり前だが、運動するとカロリーを消化する。

筋トレでもカロリー消化するが筋肉をつけるのが目的なのでだらだら長く運動はしないので、運動時間でいえば大したことがない。

普段の用事をなるべく歩くようにするとかなり運動量が増えるが、生活習慣によって取り入れられないようなので散歩を勧めた。1万歩×30日だけで1kg減る計算なので10分でも1000歩でも取り入れるのが重要だと伝えたのでヒマを見て続けてもらいたい。

まとめ

きれいに痩せるのに必要なのは体力でも鉄の意志でもない。少しの知識とどれだけゆっくりでも続けること。

一ヶ月で500g減らすことが出来れば一年間で6kgになる。二年間で12kg。別人になるのは少しの変化の積み重ねだ。

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