食後に体がボカボカと温まるのを実感したことがないだろうか?
この記事ではDIT(食事誘発性熱産生)と言われる現象と、その他の可能性について説明していく。
食後に体が熱くなるのは「DIT」
日本語では「食事誘発性熱産生」というが、長いのでDIT( Diet Induced Thermogenesis))という事が多い。
食べた食事を吸収するときに熱を発生させる現象だ。
寒い時期なら体がポカポカして温まるのも良い点だが、DITが優れているのは他のポイントにある。
「DIT」で痩せる
食事を熱に変換するDITでは安静にしているだけでかなりのカロリーを消費する。
食事で痩せるというと食事制限で摂取カロリーを減らすことが最も語られるが、DITも非常に有効に働くのだ。
DITにより消費するカロリーは栄養によって違い、タンパク質は圧倒的に大きい。
ダイエットでは筋肉を増やして引き締めるためにタンパク質を多く摂るのが良いとよく言われるが、DITによる消費カロリーの大きさも効果的なポイントなのだ。
- タンパク質30%。
- 糖質6%
- 脂質4%
なんと!500kcalのタンパク質を摂ると、150kcalが熱として消費される計算になる。タンパク質は太りにくいのだ。
タンパク質多めの食事で痩せやすい理由
DITによりタンパク質は太りにくい事を述べた。
たくさん食べても30%は勝手に消費されるので、糖質や脂質よりも太りにくいわけだ。その分たくさん食べられるので食事による満腹感と満足感も得やすい。
さらにタンパク質はお腹に溜まりやすく、食欲を抑える効果もあるのでダイエットはタンパク質を多めにするだけでも成功する確率がぐんと上がる。
タンパク質を多く含む食材
主なタンパク質源として、肉、魚、卵、乳製品があげられる。
その中でも特に安く、ほぼタンパク質だけで構成される鳥の胸肉やささみはダイエットで重宝する。
個人的には胸肉はパサパサしていて食べづらいのでもも肉ばかり食べている。ダイエットのときには胸肉のほうがカロリーは抑えやすいが、私の場合は運動量が多いのでもも肉でも十分痩せられる。
運動量の少ない女性の方は胸肉がおすすめかな。
プロテインもいいが、しゃかしゃかして飲むのは出先では難しいし、わざわざプロテインの時間をつくるのも面倒くさい。
普段の食事で十分タンパク質を摂取できるようにするのがベストだと考えている。