誤解されがちな「プロテイン」についての正しい知識

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あなたは友人が「プロテイン」を飲んでいると聞いてどう思いますか?

「え、ズルして偽の筋肉をつけてダサい」「ムキムキになるやばい薬」そんな風に思っていませんか?

「アナボリックステロイド」と「プロテイン」の混同問題

そういうイメージは筋肉増強剤である「アナボリックステロイド」のものです。偽の筋肉ではないですけどね。

あらゆるスポーツで禁止薬物に指定されており、アスリートが度々ドーピング発覚するのがこの薬物です。

プロテイン=ステロイドです。

プロテイン=タンパク質

結論から先に言うと「プロテイン(protein)」を日本語に直すと「タンパク質」。

多くの人が筋トレが終わった後に飲んでいるのが、タンパク質を多く含んだ粉末を水で溶かしたいわゆる「プロテイン」。

その他にも粉末ではなく、買ってすぐ飲める液体の「プロテインウォーター」なんかもコンビニ売っており便利です。

protein=タンパク質は三大栄養素の1つ。体に絶対必要なもので。当然ずるいものではありません。

protein=タンパク質の効能

主に筋肉、臓器、皮膚、爪、髪などの材料になります。タンパク質が不足すると筋肉量が減りやすく、足腰が弱くなる。

タンパク質摂取量が低下している高齢者では、虚弱が高度に見られる事が報告されています。若い女性の痩せすぎによる健康問題もタンパク質摂取でかなり改善されるのは間違いありません。

タンパク質不足は肌や髪のトラブルの大きな原因。筋トレをしておりタンパク質をたくさん摂っている人は総じて肌が綺麗なのは周りを見れば気づくと思います。

ハードにトレーニングをしているわけではない女性が、美容目的でプロテインを飲んでいるケースも増えているようですね。

タンパク質の摂取量基準

筋肥大目的でトレーニングをしている場合、タンパク質の摂取量とタイミングは非常に重要な要素になる。

よく基準にされるのは体重×2g。筋肉を増やすために必要なのがこの量です。

例)体重60kgの人で120g/day。

出来ればここを目指したい。さらに言うと、減量中はタンパク質の必要摂取量は増えます。

タンパク質は1gあたり4kcalなので120gは480kcal です。

そしてタンパク質は一度の食事で多く摂るよりも、30gほどに分けて何度も摂る方が好ましい。

※これは、タンパク質を摂取することにより上がった体内のアミノ酸濃度が時間と共に下がるから。アミノ酸濃度が高いときに筋肉が増えやすく(アナボリック)、減りにくい(カタボリックの防止)状態になるわけです。

タンパク質の摂取タイミングも体内のアミノ酸濃度を考えると分かりやすい。

筋トレで筋肉が傷ついたときに体内のアミノ酸濃度が高い方がいいので、筋トレを始める前に吸収の早いプロテインを飲み、筋トレ後に食事でタンパク質を摂る。その他のタイミングでは3,4時間ごとに20~30gのタンパク質を摂るのがおすすめです。

また、タンパク質の過剰摂取による健康障害の根拠となる報告はされていない。つまり、タンパク質を摂りすぎて健康を損なう根拠はありません。

まとめ

プロテイン(protein)は日本語で「タンパク質」のこと。

1日に体重×2g以上摂るのが筋肉や美肌のために理想的。

参考:厚生労働省 たんぱく質

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