筋肉の付きやすさの個人差は筋肉が付かないことの言い訳に使われることはあれ、議論されることはありません。
実際、スポーツ経験がないのに筋肉質な人もいるし、5年もジムに通って頑張っているのに傍目からは見た目の変化が分からないような人もいます。
黒人や白人は筋肉質でアジアの黄色人種は貧弱というイメージもあります。
普通に考えれば筋肉の付きやすさは人種や個人差で大きくあります。ですが、本当にそうでしょうか?
筋肉は使って栄養を摂れば成長する
筋肉が成長するメカニズムは、簡単に言えば「筋肉を使って栄養を摂る事で成長する。」
つまり、ジムで必死に鍛えていても筋肉を全然使えていなくて、栄養も取れていなければ成長しないし、事務職でも普段の何気ないことで筋肉を使っていれば筋肉が成長するわけですね。
考えられる筋肉の付きやすさの要因
性別、人種、個人差(体質)、身長の4つの要因をみていきしょう。
性別
当然大きな要素です。
テストステロン(男性ホルモン)の多い男性の方が筋肉が付きやすく、逆に女性は筋肉が付きにくいです。
議論の余地はありません。
人種
人種により骨格は全然違うのは明らかです。高校のときオーストラリアから来ていた留学生達の手足の長さには驚きました。
日本人は骨格が明らかに小さいですが、筋肉の発達しやさと安易に結びつけるのは間違いです。
マッチョな外国人をTVやSNSでみますが、彼らはマッチョな体がウリの俳優やモデルなので一般人の平均からはかけ離れています。凄いからメディアにどんどん出て目立つだけで、当然一般人にはガリガリやおデブの人がたくさんいます。
日本人にもマッチョはたくさんいるし、タイやフィリピン、韓国などのボディビルのレベルは世界的にみても高いです。
個人差
ここが一番重要です。
まず、結論ですが筋肉の付きやすさの個人差はないと考えていいと思います。
まず、第一に筋トレしても効果が出ないと言っている人のトレーニングを見ると100%下手です。全然筋肉に負荷が乗っていないので効果が出ないのは当然。
逆にマッチョはトレーニングが明らかに上手い。全く同じフォームでやれば近い効果が出ると考えるのは自然なことではないでしょうか?
食事に関しても、効果が出ない人は知識が全然ないか、あっても実践出来ていないです。
身長、骨の太さ
身長が小さいと筋肉質だといわれやすいですが、これは同じ腕の太さでも相対的に太く見えるのと同じ原理です。背が低いと同じ筋肉量でも詰まっていて凄く見えます。
骨の太さは筋肉の量とは関係ないですが、単純に骨太の方が体の厚みが出るので筋肉質に見えます。
筋肉が付く人とつかない人の違い
ずばり、筋トレの上手さです。
ここで言う筋トレの上手さは筋肉に負荷を乗せて疲労させるスキルです。負荷を強くしようと、使用重量をどんどん上げていっても負荷を抜いて挙げるのが上手くなるだけで、「使用重量が上がっているのに筋肉が付かない!俺は筋肉が付きにくい体質なんだ。」と間違った解釈をしてしまいがちです。
食事も大事ですが、粗食であっても良いトレーニングが出来ていれば絶対に筋肉はついていきます。
まとめ
筋トレで筋肉が付かないのは下手だから。
筋肉の付きやすさの個人差はないと考えて、改善点を考えよう。